憧れに近付きすぎると離れたくなる

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昔好きだったバンドのライブに行ったことがある。

4人組のロックバンドで、ニューアルバムを引っさげてのツアーだった。

そのアルバムには普段メインボーカルではないメンバーが歌ったロックでもバラードでもない中途半端な曲が入っていた。

正直その曲自体は好きでも嫌いでもないけれど、そのバンドが好きだったし、そのバンドのメンバーも好きだった。

だからライブでその曲だけ誰も手をあげてノる素振りもなく、どうしていいのかわからないという感じでみんな棒立ちでその人が歌っている光景見ているあの光景がある種のトラウマでもある。

自分がバンド側の立場だったらそれまで客席も一体感バッチリ!みたいな感じだったのに、急に自分の歌う番になったら神妙な顔して棒立ちされたらその場で全身の穴というアナから涙や汁が溢れ出て客席すべてを巻き込んで爆ぜるだろう。

ライブ自体は楽しかった。

とても楽しかった。

でも、それと同じくらいに怖かった。

自分ひとりの行いで、ライブ自体を良いモノにも悪いモノにもできてしまうというその距離感が怖かった。

例えば曲の間に「うんこー!うんこうんこー!!」と叫べば会場全体から軽蔑の眼差しを向けられるし、演者からもヤバイやつがいる追い出して欲しいとなる。

もちろんそんな事はしないけど、それが出来てしまう距離感であることが怖い。

 

なんか深いこと書こうと思ったけどとりあえずこの辺で終わっとく。

 

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