ぼくが使っているパソコンはLenovoのY700というゲーミングノートPCで、4Kディスプレイを搭載した最上位モデルを使用しています。
そしてつい先日、LGの4Kディスプレイを購入して、現在デュアルディスプレイとして使用しています。
「これからは4Kの時代でしょ!」
そう思っていました。
ところがどうでしょう。
4Kディスプレイはすごいです。
細かい描写までキレイに再現してくれます。
今はYouTubeで手軽に4K動画を見ることが出来ます。4K動画はまるで写真が動いているかのように美しいです。
ぼくは写真を撮ります。自分で撮った写真を4Kディスプレイで見てみるとほれぼれしてしまいます。
でも、それだけです。
それだけなんです。
それだけで充分という方は、何も言うことはないでしょう。
ですが、いちクリエイターとして扱う4Kディスプレイは、魅力的な部分よりも4Kによる弊害の方が多いように感じました。
高解像度ディスプレイに対応していないソフト(アプリケーション)なんていーっぱいあります。
高解像度ディスプレイに対応していないとどうなるのか。
それがこちらです。
これはAdobeのFire worksを開いた画面なのですが、Fire worksは高解像度ディスプレイに対応していません。
※Adobe CS6以前のAdobe製品は高解像度ディスプレイ未対応です。Adobe CCから高解像度ディスプレイに対応しています。
ぱっと見普通の画面のように見えますが、よーく見てみると上のメニュー項目や左のツールボタンなどが異様に小さいんです。
実際にディスプレイを通して見てみると、バカにしてんのかってくらい小さいです。
フリーソフトなんかもうひっちゃかめっちゃかになっているものも少なくありません。
正直、4Kディスプレイにして失敗したなー…なんて思うことも多々ありました。
考えても見てください。
あなたの家のテレビは4Kですか?
あなたの普段家や会社で使っているパソコンは?
4Kは思っているほど世の中に普及していないという現実。
Macを使っている方はRetinaディスプレイが当たり前になっているでしょうが、そもそもMac自体が全体のシェアで見てみても10%も満たしていないニッチなOSですからね。
この辺の感覚はクリエイティブ業界にいると麻痺してしまうので注意が必要です。
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しかし。
しかしですよ。
スマートフォンやタブレットのほとんどは高解像度ディスプレイが搭載されています。
これからのwebはスマートフォン端末などを優先的に考慮した「モバイルファースト」が推薦されています。
そのモバイルファースト時代(モバファジェネレーション)を生き抜くために、パソコンにも高解像度ディスプレイを導入する。
うん。
いいじゃん!
いいじゃん!!
高解像度ディスプレイ最高かよ!!
モバファジェネレーションに高解像度ディスプレイは必要不可欠ぅー!!
まだHDディスプレイで消耗してるの?
これからは高解像度ディスプレイでしょ?
というわけで、必要だと思う人は4Kなり5Kの高解像度ディスプレイ買いましょう。
ワードやエクセルぐらいしか使わない、事務作業がメインだという場合はおとなしくHDディスプレイにしておきましょう。
いや、本当に。