「5000兆円欲しい」という言葉が流行っている。
これはみんながただふざけて言っているだけでなく、ぼくには現代人の深層心理から掘り起こされた魂の叫びのようにも感じた。
5000兆円あれば働かなくて済む。
5000兆円あれば生活に困らない。
5000兆円あれば死なない。
5000兆円あれば死ぬこと以外リスクじゃない。
みんなは働きたくはないけれど死にたくはないというゾンビのような存在に憧れているのだろうか?
そしてふと思った。
きっとその5000兆円は夢や目標を叶えるための5000兆円ではなく、社会から自分を切り離すための5000兆円なんだと。
5000兆円欲しい。
5000兆円欲しい。